民泊

楽天、民泊リフォーム本格始動

楽天グループが民泊リフォーム事業を本格始動
民泊を始めたい人向けに合法的な物件づくりを支援
改修に掛かる費用は300〜600万円程度を見込む▶楽天の民泊事業
同社は2017年6月に、不動産ポータルサイト「HOME’S」を運営するLIFULLと共同で、楽天LIFULL STAYを設立。民泊の運営代行や、合法的な民泊物件をつくるリフォームパッケージ商品など、主に不動産オーナー向けに提供していくとしている。

 

「合法」が原則


楽天LIFULL STAYの主事業は民泊を始めたい人に合法的な民泊物件をプロデュースする「Rakuten STAY」だ。物件選びのアドバイスからリフォームの設計・施工、運営代行までをワンストップで提供するサービス。さらに、特区、民泊新法、旅館業法のどの法律にも合致するようにする。
主な対象ユーザーは、空き家などの物件をすでに持っていて民泊に変えたい人、物件を持っていないが新たに民泊オーナーになりたい人。

また、泊まりたいと思うようなデザインやコンセプトづくりにも注力する。選択できる内装デザインは現在10種類。古民家風であれば「CLASSIC」、高級感がほしければホテルテイストの「HOTEL」、京町家をイメージした「MACH I Y A 」、そのほか「C A P S U L E 」、「RESORT」といったものがある。
「合法的な民泊にすることは当然ですが、宿泊してもらえる魅力あるものでなければならない。そのために、様々なコンセプトの民泊が必要なんです」(太田宗克社長)

▲民泊・宿泊予約サイト「Vacation STAY」。登録物件はここから予約できるようになる

▲民泊・宿泊予約サイト「Vacation STAY」。登録物件はここから予約できるようになる

 

クリムゾンレッドの内装


改修費は300万~600万円程度を見込んでいる。ただし、耐震補強などの必要性があれば高額になる場合もある。
同社が示した施工イメージでは、随所に同社のイメージカラーであるクリムゾンレッドの建材やアイテムが散りばめられているが、オーナーの希望に応じて色合いやデザインを調整していく。
工事は、オーナーと相談の上で施工業者を決める。候補がいない場合は、共同で会社を立ち上げたLIFULL(東京都千代田区)の子会社、LIFULL Remodelが担うこともある。

 

▲導入イメージ。内装デザインは10種類が用意されている

▲導入イメージ。内装デザインは10種類が用意されている

 

民泊で地域活性

太田宗克社長

太田宗克社長


同社は楽天とLIFULLが共同で作った会社だが、なぜ民泊事業に注力するのか。太田社長は次のように話す。
宿泊の仕方に多様さを提供したいんです。単に安く済ませたいか、高くていいのかだけでなく、寝るだけだから立地優先な人もいれば、外食が嫌いだからキッチン付きに泊まりたいなど、いろんなニーズがある。ホテルと旅館だけでは実現できない泊まり方があるんです

また、こうした多様な宿泊方法が全国で実現すれば、地方の活性化にもつながるという。
「民泊が広がれば多様な旅行の仕方ができ、これまで呼び込めなかった観光客の流入も期待できるようになる」(太田社長)
実際に同社は、福井県鯖江市や岩手県釜石市と提携し、空き家を民泊にして提供する取り組みをスタートさせている。空き家を利用した民泊施設のモデルケースの開発や、民泊施設への転換・運営支援、集客・マーケティング支援などを行い、釜石市の宿泊環境、観光需要の創出に協力していく。
「あるエリアに民泊が1つあるだけでは観光客の流入にはつながらない。エリアの中で民泊が複数あり、魅力ある観光地づくりを同時に行う、エリアが一体となった取り組みが必要と考えています」(太田社長)

 

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